✅工場の施設環境課ご担当者様、工務ご担当者様へ。
「床の塗装が剥がれて、製品への異物混入(コンタミ)が心配だ」 「静電気による電子部品の不良や、引火リスクを防ぎたい」 「フォークリフトの走行で床がボロボロ…安全審査で指摘された」
精密機器、電子部品、化学、食品など、滋賀県内のモノづくり現場において、工場の床は生産性や品質管理に直結する重要な「設備」です。 しかし、一般的な塗床材では、過酷な使用環境に耐えられず、数年で剥がれや摩耗が発生してしまうのが現状です。
滋賀県長浜市を拠点とする吉田工務店は、表面を塗るだけの工事はいたしません。 下地処理からプライマーの選定、厚膜仕上げに至るまで、「滋賀県で一番の品質」にこだわり、工場の資産価値と生産性を守る高機能な塗床改修工事をご提供します。
今回ご紹介するのは、経年劣化した工場床を、導電プライマーと高耐久エポキシ樹脂を用いて再生させた、プロフェッショナルな施工事例です。
📋 工事の流れ(施工プロセス)
工場の稼働への影響を最小限にするため、以下のような段取りで施工しました。
①養生・設備保護: 施工エリア周辺の機械や壁を汚さないよう、厳重に養生します。
②下地処理(研磨・補修): 既設塗膜の除去、油分除去、クラック補修を行います。
③プライマー塗布: 下地と上塗り材の密着を良くする接着剤を塗布します。
④導電層の形成: 導電プライマーを塗布し、アース線(銅線)を設置して接地をとります。
⑤上塗り(流し展べ): エポキシ樹脂をコテで均一な厚みに塗り広げます。
⑥養生期間: 塗膜が完全に硬化するまで(通常24時間程度)立ち入り禁止とします。
⑦検査・引き渡し: 仕上がり、膜厚、導電性能などを確認し、引き渡します。
🏭 高機能塗床改修(エポキシライニング)がもたらす3つのメリット
①静電気トラブルの完全防止(ESD対策) 今回は「導電プライマー」を使用することで、床全体に帯電防止機能を持たせています。静電気放電による精密機器の破損や誤作動、可燃性ガスへの引火リスク、さらには静電気によるホコリの吸着を防ぎ、高度なクリーン環境を実現します。
②フォークリフトにも負けない圧倒的な耐摩耗性 採用したエポキシ樹脂塗床は、非常に硬く強靭な塗膜を形成します。耐衝撃性・耐摩耗性に優れているため、重量物やフォークリフトの頻繁な走行によるコンクリートの削れを防ぎます。長期的には修繕サイクルを延ばし、LCC(ライフサイクルコスト)の削減につながります。
③耐薬品性と清掃性の向上 エポキシ樹脂は、油や薬品が浸透しにくい性質を持っています。機械油がこぼれてもコンクリートまで染み込まず、拭き取るだけで除去可能です。継ぎ目のないシームレスな床はバクテリアの繁殖も防ぎ、HACCP対応などが求められる現場にも最適です。
🔧 今回の工事の重要ポイント【プロのこだわり】
ポイント1:命運を分ける「下地処理」の徹底
塗床の失敗(早期の剥がれ)の9割は、下地処理不足が原因です。 弊社では、単に清掃するだけでなく、専用の研磨機を用いて既存の脆弱な塗膜や油分を完全に除去。さらに、クラック(ひび割れ)や欠損部を入念に補修することで、新しい塗膜がガッチリと食いつく「最強の下地」を作ります。
ポイント2:電気を逃がす「導電プライマー」の採用
通常の下塗りではなく、電気抵抗値を制御する特殊な導電プライマーを施工しました。これにより、床表面に発生した静電気を塗膜を通してスムーズに逃がす「アース」のような層を形成します。見た目には分かりませんが、工場の安全を守るための最も重要な工程です。
ポイント3:熟練職人による「エポキシ樹脂流し展べ工法」
仕上げは、塗料をローラーで薄く塗るのではなく、コテを使って厚みをつけながら塗り広げる「流し展べ工法」を採用。これにより、下地の多少の不陸(凹凸)を吸収して平滑にし、ガラスのような光沢と、重荷重に耐える厚膜を実現しました。この工法は高度な左官技術が必要とされ、吉田工務店の職人の腕の見せ所です。
❓ よくあるご質問(FAQ)
Q. 工場の稼働を止めずに工事できますか? A. はい、可能です。週末や連休を利用した施工、あるいはエリアを分割しての施工など、生産計画に合わせた柔軟な工程をご提案します。速乾性の材料を使用することも可能です。
Q. 臭いはきつくないですか? A. 今回のエポキシ樹脂は、溶剤臭が少ないタイプを使用していますが、換気設備の使用や、臭気対策を行った上で施工します。事前に現場環境を確認し、最適な材料を選定します。
🏆 吉田工務店の「塗床工事」が施設環境課・工務様に選ばれる理由
①「塗床品質」滋賀県No.1への自負 塗床は、材料選びと職人の腕で寿命が数年変わります。弊社は、メーカーの仕様を遵守するだけでなく、現場の湿度や温度、コンクリートの状態を見極め、絶対に剥がれない最高品質の施工をお約束します。
②工場特有の課題(静電気・耐薬品・耐熱)への提案力 「ただ綺麗にする」のではなく、「工場の課題を解決する」のが弊社のスタンスです。今回のような帯電防止をはじめ、耐酸性、耐熱性、低温倉庫用など、お客様の製造環境に最適な樹脂選定を行います。
③地元の専門業者だからこその「即応性」 万が一のトラブルや、追加の補修工事にも、滋賀県内であれば迅速に駆けつけます。大手ゼネコンを通さない直接施工のため、中間マージンをカットした適正価格で高品質な工事が可能です。
📞 滋賀県で工場・施設の修繕・改修工事をお考えなら
吉田工務店は、滋賀県長浜市・米原市を中心に、工場、倉庫、物流センターなどの床改修・修繕工事を専門に行っています。
長浜市・彦根市・米原市・近江八幡市・東近江市・大津市 をはじめ、大阪府・京都市・名古屋市・大垣市・敦賀市などのエリアにも対応可能です。
「床の剥がれを直したい」 「静電気対策ができる業者を探している」 「滋賀県で一番腕の良い業者に頼みたい」
工場の足元から生産性を高めるために。どんなお悩みでもお気軽にご相談ください。 現地調査・技術的なご相談・お見積もりは無料です。
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Before
長年のフォークリフト走行や歩行により、既存の塗床は摩耗し、下地コンクリートが露出している箇所も散見されました。 コンクリートが削れると微細な粉塵が発生し、製品に付着するリスクがあります。また、表面の凹凸は台車移動の妨げになるだけでなく、静電気対策としての機能も失われており、品質管理上、非常に危険な状態でした。
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施工途中
下地研磨と補修を入念に行った後、特殊な「導電プライマー」を塗布した状態です。 この工程こそが、今回の改修の要です。この層が、床表面に発生した静電気をスムーズにアースへと逃がす「電気の通り道」となります。仕上がってしまえば見えなくなる部分ですが、この層が均一に形成されていなければ静電気対策として機能しません。弊社の高い施工技術が問われる重要な工程です。
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After
下地から徹底的に改修し、厚膜のエポキシ樹脂で仕上げました。LED照明が反射するほどの平滑性と美観を取り戻し、静電気対策も万全な、安全で清潔な作業空間へと生まれ変わりました。「5S(整理・整頓・清掃・清潔・躾)」の意識向上にも寄与する仕上がりです。
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場所
滋賀県長浜市
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施工内容
塗床工事

